【完】俺色の君



夢SIDE


暖かい蘭の腕に閉じ込められてしまった。


布団の暖かさと耳にかかる蘭の吐息で体温が上昇する。



「んっ...くすぐったい。」



蘭の吐息は耳から首にかけて触れた。



もうっ!


何、寝ぼけてるのよ。



リビングを出て行こうとしたときの呼び止められた意味が分かった。




危険だ、蘭の寝起きは。