「美宇…。俺はお前と勝負なんて出来ないから。…ありがとな。好きになってくれて。」 蘭は美宇の頭を軽く撫でた。 その時美宇の目から零れ落ちた涙。 早く元気になりますように。 俺は小さい子供みたいな願い事を言った。 「蘭ー!哲!どこ行ったのー?」 近くで俺らを呼ぶ声がした。 「戻るか。」 「うん!」 夢に会って色んな気持ちを知った。 苦しいこともあったけど楽しかった。 これからもずっと一緒の屋根の下色んな気持ちをはぶくんでいく。