【完】俺色の君


哲SIDE


夢は蘭とのやり取りで疲れてソファで眠っちゃった。


その頭をそっと撫でると夢の小さな声が聞こえた。



「んっ...。」



可愛い...。


夢の顔が可愛いからそう思っちゃうのか性格が可愛いからか...。



どっちだろう?


白く小さな顔、長いまつげ。


栗色の長い髪...。



全部可愛かった...。



さすが、奈緒美さんの娘。


そして、学校一の美少女、緋色 夢。


「俺のものになっちゃえよ。」


小さな声でそうつぶやいた。