「ん…。これでよし。」


「もう!」



あの日から私たちは今まですれ違っていたぶんを取り戻すように近づいた。



「あれ?何が不満?…あ、分かった。」


そう言って私の顎に指を添えた。



「何が分かったの?」



「指だけじゃ不満なんだろ?」



「は…?あ、んぅ…、は…。」



蘭の熱い舌がゆっくりと入ってきた。



これでも結構幸せなんだよね。




「蘭、こんな所で盛んな。」



純一がぬっと隣に現れた。