【完】俺色の君




「そう言ってくれると思ったわ。あ…!」


「どうしたの?」



お母さんはいきなり椅子から立つと叫んだ。




「もうすぐ迎えのタクシーがくるわ!…行くわね…。元気にしているのよ!」



「お母さん……!!」



私が振り返ったときにはもういなかった。



せっかく会えたのに…。



でも……


「奈緒美さんらしいな!」



3人一緒に笑えた。


また会える日まで私頑張るからね!