【完】俺色の君



純一サイド



蘭と夢が出て行った。


静まり返ったリビング。



「重ね合わせている…確かにそうかもしれない。」




俺は一人ポツリと呟いた。




でも、どちらにしろ夢のこと好きだった。



届かなかったけど…。


最後まで言えなかった。



でも、夢のおかげで前に進めそうだ。



詩那…………。



今、何をしているのかな?




君が幸せに暮らしていることを願うよ。


お願いだから悲しまないで。




また、会えたときに笑ってほしいな。


純一サイド END