【完】俺色の君




「蘭はもうすぐ起きてくるよ。………その、こんなときにこんなこと言うのもあれだけど…。」



純一?


シトラスの香りがつよくなった。




「蘭のこと好きなんだろ?」











私は静かに頷いた。