【完】俺色の君




まともにたっているのは私と純一だけ。



「いや…!哲……!!」



私は哲の体の上に覆い被さって泣いた。



純一も私に背を向けて肩を震わせていた。









哲……


なんで庇ったりしてくれたの?



「私が……私が死ねば良かった。」



涙を流しながら空に叫ぶ。



神様、いるのなら答えて下さい。




どうしてあなたはこんなにも残酷なのですか…?