【完】俺色の君



トサッ---


私の隣に座った蘭。



「蘭?どうしたの?」


「どうってお前が距離があるって言うから。」



距離ってそっちの距離じゃないし...。


心の方だって!



仲良く慣れてないって事。


「夢...。」


「蘭?」


私の瞳をまっすぐに見た蘭。


茶色の髪は少しぬれていて色っぽい。


整った顔がだんだん近づいてくるのが分かった。


え...?


近いよ、蘭!