【完】俺色の君




「蘭…。あ…!」



そのまま蘭の体は地面に倒れた。



「夢!蘭!」



哲と純一が走り寄ってきた。



「蘭が…!死んじゃった?」



私が言うと純一は蘭の胸に手を当てた。


「いや。気を失っただけだ。」



良かった。



「蘭は…きっと、」


「?」



純一が言葉を切った。








「夢!後ろ!!!」












そこには目を真っ赤にした美宇がいた。