【完】俺色の君




「美宇、ずっと守ってやれなくて……けほっ…ごめんな。」


蘭?


状況が見えていない私。


「お前よりも守ってやらなきゃだめな奴が出来たから。」



そして蘭はその指を真っ直ぐ美宇に向けた。



「やめて…!嫌よ…。キャーー!!」



青白い光が一直線に飛んでいく。



「蘭…。蘭…。好きだったのに…!なんでいつも私を見てくれないのよ…!」



美宇は最後によくわからない言葉を残して倒れた。



周りの炎が消えていく。