【完】俺色の君




「蘭…。蘭!」

「夢!危ない!そっちに行くな」



純一と哲が掴んでいる手を振りほどいた。



「離して!蘭!」



私は炎の近くまで行った。



「…め。ゆめ?」



蘭は苦しそうに顔を上げた。



「蘭…。何でこんなことに?」


分かんないよ。



「美宇が勝負しようって…でも俺は何も出来ないから。」




???



「意味分かんないよ。蘭…。死んじゃうよ…?」


やだ…。