【完】俺色の君




「蘭は?蘭はどこよ!」


私は興奮状態で声を張り上げた。



「知りたい?」



本当に美宇、嫌いだ…。



美宇の周りの無数の炎の向こう側に見えた茶色の髪の毛。



「蘭…。」



何が起こったのか分からない。