【完】俺色の君




『俺がいなくなったら夢を守ってやって、』



英語の時間だと言うことも忘れて席を立ち上がった。



「馬場さん?どうしたの?」



「少し頭が痛いので保健室に行ってきます。」



先生に嘘つくのは始めて。



でもしょうがない。


蘭からあんなメールが届いたのだから…。


蘭は人に弱音を吐かない。


生徒会長はえらいけどいつも自分一人でやっている。



…でも、夢とは資料一緒にまとめてたっけ?


きっと、蘭も…。