【完】俺色の君




そんな時美宇からこう言われた。



「私は、蘭の全てが大好きよ。」




美宇は幼なじみで近い存在。



そして、俺の能力を受け入れてくれた。


俺は水を操る。


家が能力者の家計だったから、一応使える。


「すごいね!美宇も火の力があるの!」


初めて美宇の能力を知ったのは6歳。



「比べっ子しようか!」



最初は遊びのつもりだった。



でも、


「え…!美宇の方がスゴいでしょ!!」



そう言って美宇は小さな身体の周りに無数の炎を浮かせた。