【完】俺色の君




その後、屋上で私は全て話しきった。



「なるほど、あの生徒会長サマそんなにいい奴かしら…?」


「ちょっと、人事みたいに言わないでよ。」



そうしたら真央はひらひらと右手を振った。



「違う。夢って初恋でしょう?なんか、意外だなって。」



そういえば、初恋かあ…



「私、思っていたより蘭のこと…好きみたい。」



最初は人の家、ずかずか上がりこんで、偉そうって……



でも、いつの間にか好きに…