【完】俺色の君




「純一、ありがとう…」



お母さん譲りの髪が焦げてへこんでいたけど…



「可愛い…」



哲がこぼした言葉。


照れるから…。



「なあ。もう出ないとやばいんじゃないか…?」


私は時計を見る。



「あー!!」



予定より五分も遅れてる。


「い、行くよ!」



私は慌てて家を飛び出した。


ふわふわした自慢の髪を揺らしながら…