【完】俺色の君



夢サイド


「終わり。綺麗だよ、夢。」


「え…」


純一は私のおでこにキスしていたんだ。


「あ!純一ずるい!夢にキス」


日照る私の頬。


な、なんなのよ。


今日、哲も純一もなんかおかしくない?


「ほら、いい感じ。」

「あ…!」


私は目の前にいる自分に驚いた。



ロングだった栗色の巻き髪が少し短くなってエアリーにセットされている。