そして、夜になり...。



「哲、ふろ次どうぞ。」


蘭が裸に下だけタオルを巻いた状態で出てきた。



「ら、蘭!服着てよ。」


もうっ。



女子の前に半裸で出てくるとかありえない。



「お前、顔赤すぎ。熱いんだよ。」


「おい、蘭。女の子なんだから気を使え。」



じゅ、純一~。



純一がいてくれてよかった。


「しょうがないな。」



蘭はしぶしぶ着替えに戻った。


「純一、ありがとね。」


「ん?当然だって。女の子を守るのが男の役目だからな。」


さらっと黒髪を揺らして笑った。


うん、さすがイケメン。


かっこいいね...。