【完】俺色の君




「俺は夢がどう思ってくれても気持ちに答えることは出来ない。」



「未宇がいるから?」


俺は低い声で聞いた。


「ああ。」



蘭…。


「俺には未宇がいるから。」



自分に言い聞かせるように言った。



「本当に、蘭は本当に未宇が好きなの?」


俺にはそう見えない。


どう見ても夢には本当の蘭を見せている。


楽しそうだと思う。


「俺は…。」



クシャクシャと茶色の柔らかい髪をかいた蘭…。