【完】俺色の君




「…じゃあ、」



蘭は少し顔を歪めて言った。



「じゃあ、夢をあの日なんで守れなかったんだよ!」



「…くっ。」


蘭が怒るのも分かる。

俺はあの時怖くて、何もできなかった。

あの時、蘭が助けてくれなかったら…


未宇の能力は本物だ。


…死んでいたかもしれない。



「ごめん。怒りすぎたな。…でも夢が好きならそのくらいしろよ。」


「…。」



何も言い返せない。

体を張ってまで守れなかった。