【完】俺色の君



「お前、よくもまあそんなに恥ずかしいせりふを言えるよな。」


「なっ!....だって、蘭が悲しそうな顔するから...。」



蘭は悲しそうに笑った。



「ありがとな。」



叶わない恋...?


でも、すごく近くに蘭を感じるよ。


「ま、これから美宇は夢のこと懲りずに襲ってくるな。」


また...ですか?



どんどん髪なくなってくんだけど。


私は焦げた髪の毛を触った。


じりじりになっている...。