「...で、今回も夢を襲ったってわけ。」
怖かったよ...。
哲と一緒じゃなかったらって考えるとぞっとする。
「でも、蘭あの時助けてくれた?蘭の声が聞こえた気がするの。」
「......。助けてねえよ。哲と夢に炎が迫ってるのみたら美宇がそばにいた。
だから、火消しただけ。」
いや、噓でしょ...。
「どうやって、火消したの?」
蘭もいろいろ怪しくなってきたんですけど...。
「その....ちょっとした、能力でな。俺の家は先祖代々能力者の家だったらしいんだ。....今は俺の家なんてないんだけどな。」
蘭....。
「.....あるよ。」
「は?」
「蘭の家はここにあるじゃない。私がいて哲がいて、純一がいる。ここが蘭の家なんじゃないのかな。」
私は、お母さんが海外にいっちゃって寂しかったけど今はとても楽しいよ。



