「美宇はその...ちょっとした能力があるんだ。」
「...能力?」
私は感づいたんだ。
「こないだの炎と関係があるの?焦げたんだけど...。」
蘭は俯いた。
ねえ、蘭。
なんでそんな苦しそうな顔するの?
私は大丈夫だよ?
それとも美宇がそんなに蘭を苦しめているの?
「ああ。美宇は炎を操ることができるんだ。...って、恥ずかしいこと言ってるよな...。」
「...もう、驚かないよ。こないだあんなにすごい炎みちゃったんだもん。」
でも、本当にそんな人いるんだ。
テレビとかでよくやっている気がする、スプーン曲げみたいなものなのかな?



