【完】俺色の君



声が聞こえる。

蘭…?



「…め。夢。」


その優しい声で目が覚めた。


「蘭…?」


その瞬間に視界が暗くなった。


「無事で良かった。」

蘭のすぐ側に感じる体温。


抱きしめられてる。


「夢、お前、2ヶ月も眠ったままだったんだぞ。」


「嘘!?」


2ヶ月?


私…生命力弱い。