「蘭、これから未宇と遊ぼ~!」 未宇は蘭の腕にぎゅっとしがみついた。 痛い… 胸がズキズキ痛む。 蘭はなんて言うんだろう。 私は蘭の言葉を待った。 蘭はまだ無表情のままだった。 「今、夢とデートしてるの。分かる?」 嬉しかった、素直に…。 でも、彼女の前でそんなことしていいの? 蘭は何を考えているの?