【完】俺色の君



でも、蘭にはいないって思っていた。


いきなり失恋…。


「夢、こっちは幼なじみの関根未宇…。」

「ただの幼なじみじゃない。彼女!」


ぷうとほっぺたを膨らませた。


「どうも、緋色夢です。」


私は軽く挨拶すると目をそらした。


未宇…。

彼女…?


何でかな。

信じらんない。

蘭が否定しないところをみると本当なんだろう。


私の気持ちはしばらく隠しておこう。