【完】俺色の君




「未宇…。」


蘭は低い声で小さく呼んだ。


「久しぶり。蘭!」


綺麗な海をバックに運命の再開って感じ。


「その子は誰?」


未宇は首を傾げながら蘭に近づいた。


「夢は同居人…だよな。」


「そうだよ。」


蘭には私を同居人としか見てないらしい。


「ふーん。ま。蘭には私と言う彼女がいるもんね。」




未宇は彼女の部分を強調して言った。


彼女…。


ま。こんだけ格好いいと当たり前なんだ。