【完】俺色の君



蘭は…




「嫌だ。走ろう。」




私の手をさっきより強く握ると駆け出した。


「ちょっと…!はやっ!」


風の抵抗でせっかく巻いた髪が崩れる…。


ていうか、未宇って誰だよ。


何で…?

そんなに偉そうに私たちの間に入ってこないで。