【完】俺色の君



「そいえば。さ。どこ行くの?」


私は聞いてみた。

何にも計画たててないから。


「んー。まあ、適当にその辺ぶらぶら。」

「やっぱりかい。」

まあ、一緒にいれればそれでいいけど。
その時、蘭の携帯が鳴った。


~♪

誰だろう。


「はい。」


蘭は無表情の顔のままだったけど…嫌な予感がした。


電話越しに小さく聞こえる女の子の声がした。



「蘭ー?未宇だよ!!」


未宇?

甘酸っぱい可愛い女の子の声。

誰?

ねえ、蘭…?