「友理様、お風呂へ」
「食べたばかりだから、お風呂は後にするわ」

と、和泉に返事し、お父様に頭を下げて食堂を出た。

そう言えば、レディーファーストって何かしら

明日、麗香さんに聞こう。











部屋に戻ると、先に寝間着に着替える事にした。

洋服はイマイチ着方が解らないわ…

悪戦苦闘しつつ、何とか着替える。


着替え終わると机に座り、今日勉強した復習をする事にした。

これで私も、本を読めるようになるかしら







「ずいぶん勉強熱心だな」

「きゃ!」

突然声をかけられ、驚く

「だから!ノックしてって…」

雅を見て、思わず言葉を失う

「どうした?」

固まってしまった私の目の前で手を振る雅

ハッ
「どうしたじゃないわよ!服、どうにかしてっ」

前開き過ぎ!乳首とか見えてるじゃない

「別に女じゃ有るまいし良いだろ?
暑いんだ」

と、何でも無い事のように言う雅

「あんたが良くても私が良くないの!
女性の前よ!?恥さらし」

私は、慌てて顔を反らす。

「ほーう、恥ずかしいのか?」

と、私の顔に手を添えて、向き直させる雅