月夜の訪問者

「では、参りましょうか」

と、前を歩く和泉に着いていく
外に出られる!外に出られる!
なんだかワクワクしてしまう。





和泉さんに着いて玄関を出ると、広いわお庭
来る時は、それどころじゃなくて気づかなかったけど、綺麗に調えられている。

腰かける場所や、なぜか水を吹き上げてる置物も有る。

まるで不思議な空間だ。

でも綺麗

「友理様?」

と、呼ばれハッとして和泉さんの元へ急ぐ

門を抜ければ、二度目だが、初めて出るような外
道を、歩くだけで感動してしまう。

「ここからあの海辺まで一宮…雅様の敷地ですので
海辺まで行ってみましょうか」

と、和泉
言われて前を見る。
坂の下に見える青くて広い…何かしら
あれが海?

「行ってみたいわ」

と、和泉に着いてい行く




しばらく歩いたが、初めての外の景色を、眺めながらの散歩は、楽しい。


海辺に着くと、崖になっていた。

そこから海を眺める。

「もしかして全部水なの?」

と、和泉を見る。

「ええ」

頷く和泉

話しには聞いていたが、本当だったとは。
この向こうに、また違う国が存在するなんて、信じられない。