「大声出すな、みっともない!」
言いつつも歩きはじめる雅
ちょと、本当にこのまま行く気?
「下ろしてってば!雅?聞いてる?
人殺し!!」
思わず叫んでしまう私を他所に、雅は止まる気などなさそうで
「人聞きが悪い。黙れ、入るぞ」
と、いつの間にか入り口まで来てしまっていた。
私の膝を片手で抱え扉を開ける雅
やっぱり力だけは有るなぁなんて現実逃避をはじめたか、そんな事を考え出す私の頭
「雅様お帰りなさいませ」
と、女中
中も凄いのね
思わず回りを見渡す。
螺旋状の階段に、歩く場所には赤い布
天井には大きなキラキラしたの
見たこと無くて解らない物ばかり
でも綺麗
「みなさんお集まりですよ」
と、笑顔で雅の横に並ぶ女中
「そうか解った」
その女中には見向きもせず、歩を進める雅
はっとする
「歩くから下ろして」
ヤバイ
このまま会場入りされたんじゃ私、どうなるか解らない
石とか投げられそう
石は無いからワイングラスとか
並んで歩くのも憚れるのに
癪だけど雅は、明らかに金持ちでイケメン
非の打ち所は沢山有るけど
言いつつも歩きはじめる雅
ちょと、本当にこのまま行く気?
「下ろしてってば!雅?聞いてる?
人殺し!!」
思わず叫んでしまう私を他所に、雅は止まる気などなさそうで
「人聞きが悪い。黙れ、入るぞ」
と、いつの間にか入り口まで来てしまっていた。
私の膝を片手で抱え扉を開ける雅
やっぱり力だけは有るなぁなんて現実逃避をはじめたか、そんな事を考え出す私の頭
「雅様お帰りなさいませ」
と、女中
中も凄いのね
思わず回りを見渡す。
螺旋状の階段に、歩く場所には赤い布
天井には大きなキラキラしたの
見たこと無くて解らない物ばかり
でも綺麗
「みなさんお集まりですよ」
と、笑顔で雅の横に並ぶ女中
「そうか解った」
その女中には見向きもせず、歩を進める雅
はっとする
「歩くから下ろして」
ヤバイ
このまま会場入りされたんじゃ私、どうなるか解らない
石とか投げられそう
石は無いからワイングラスとか
並んで歩くのも憚れるのに
癪だけど雅は、明らかに金持ちでイケメン
非の打ち所は沢山有るけど
