それも薄くでしかなく、完璧別人って訳もにも行かない
いつも後ろで結わえてる髪を下ろしてるから、多少はこのロングヘアーで顔を隠せるったて限度が有る。

「良いから来い!」

と、私を引っ張る雅

「でも…
大体、あんたと一緒に中に入ったら私、変な目で見られるわっ」

色々不安が有り、足を前に進める事が出来ない

「たく、面倒だな」

チッ
と、舌打ちし、私の肩に手を回す雅

「ちょっ、何?」

フワッと、足が浮いたと思ったら突然視線が変わり、空が見えたと思ったら雅の顔がドアップで

ちょ
何これ、私、雅に持ち上げられた?

しかも、いわゆるお姫さま抱っこと言うやつだ

「ちょと!何すんのよイキナリっ
下ろして!」

思わず暴れてしまう私

「落とされたいのか?痛いと思うが?」

雅は、私を睨む

「誰が落とせったのよ!下ろせって言ってるの!」

怒鳴り、私も雅を睨む

「この俺に命令とはな
本当に怖い物知らずだ。
俺のファンに刺されなければいいな」

雅は、涼しく言う。

「だから下ろせって言ってるんでしょ!」

こんな所見られても刺されるのよ