近くのカフェに入って話をすることにした。
「莉子は、大学とかどんな感じなの?
一人暮らしはなれた?」
「大学は、だいぶ慣れたかな?
実は、はると真央と一緒にルームシェアすることにしたの」
「えっ?桜井と小村?」
「急に、真央が言い出してね(笑)
ほんとに二人はおもしろいんだよ?
鮎大は仕事なれた?」
「あーうん、まぁね。
それなりにやってるよ。
先輩もいい人だし、環境も給料もまぁまぁだから
楽しいよ。」
仕事の話をする鮎大はとても楽しそうで、
私の知らない鮎大を見ているみたいだった。
時間って怖いもので…
一緒にいない時間が増えれば増えるほど、
知らない鮎大が増えていくから
だんだん遠くなっていくようで、
悲しくなった。
