「うわ! みんなすでに集まって並んでるぞ。お前ら、早く走れ!」


校庭にきれいに整列している群れを見て、とろとろと後ろで走っている深青たちに大也は叫ぶ。


「うそ、マジ?」


優奈たちはいきなり走る速度を上げる。


校庭が見えてきた時、そこにきれいに整列している生徒たちの姿が見える。


逃げるときにはあんなに大騒動だったのに、なぜか逃げれた強みなのか今は落ち着いていた。





深青たちは並んでいるみんなの最後尾に並んだ。