黙り込み、深青たちのほうを見る優奈の姿を見て、みゆきと大也はおずおずと謝る。


「ごめんなさい」


「ごめん………」


優奈はびっくりした表情で振り返り2人を見る。


「なに? え? どうしたの? 神妙な顔して」


大也は頭を掻きながら、おずおずと話し出す。


「いや………、俺もみゆきと同じ意見だったし………。お前の言うとおり、身近で死を感じることなんてなかったから………。言われてみればそうだな………と。如月のお父さんのことも知ってたのに………」


その隣でみゆきが下を向いたまま同意するように頷く。


「いや………、私もきつく言い過ぎたかな……。ごめん。だけど………、言ったことはそうだと思うから」


「うん。わかってる。」