「じゃあ、そうと決まれば早速、明日にでも実行しますか」 深青はポンっと膝を叩き、立ち上がる。 「え? どこ行くんだ?」 急に立ち上がった深青に大也は疑問を投げかける。 「ん? もう帰るんだけど? することは決まったし、明日に備えてゆっくりしようかな………と」 「あ………、そっか。そうだよな」 大也はうんうんと1人で頷く。 「じゃあ、私も帰る」 優奈は鞄を持って、深青の後を追いかける。 そして、振り返り際に………。 「じゃあ、また明日ね」 一言だけ言って、消えて行った。