最上第2高等学校 4月7日 入学式。
満開を少し過ぎたくらいの桜。
高まる期待と不安。
実を言うと期待なんかしてない。
今の私は不安のかたまりだよ・・・。
中学時代の友達でここを受けたのは私だけ。
しかも私、ちょー人見知りなんだよね・・・。
「おはよー。」
「あっ!おはよう。」
どこからか聞こえてくる女子の声。
多分私と同じ一年生だろう。
あ。
まだ自己紹介してないよね。
私は、哀川美咲。
身長は真ん中よりちょっと下。
自分で言うのもなんだけど、顔はそこそこいい方だと思う。
案の定教室でもやっぱり自分から話しかけるなんてムリ。
とりあえず1人になれるところいこう。
屋上
ここは、鍵開いてないよね。
あれ?
開いてる。
ヒュー。
風がやけに冷たく感じる。
うぅ。4月ってこんな寒かったっけ?
1人がこんなに落ち着くなんて。
中学の頃はクラスの中心にいる方だったんだけどな。
「朝日が降り注ぐ春の窓辺~」
私の好きな小林香織の『春の香り』を歌ってみたりして。
ガサっ!
え?
何?
「っと!」
だ・・・男子!!
私男子苦手なんだよね・・・。
意外とイケメンかも。
「声きれい」
はい?
もしかして歌きかれてた??
もう最悪。
「歌うまかったよ。哀川さん。」
え?
私の名前なんで・・・。
「え・・・あ・・・。」
「じゃーね。」
まだ名前も知らなかった彼はさわやかな笑顔で教室へ戻って行った。
なんか知らないけど私新しい学校大丈夫そう。
私も教室戻ろう。
満開を少し過ぎたくらいの桜。
高まる期待と不安。
実を言うと期待なんかしてない。
今の私は不安のかたまりだよ・・・。
中学時代の友達でここを受けたのは私だけ。
しかも私、ちょー人見知りなんだよね・・・。
「おはよー。」
「あっ!おはよう。」
どこからか聞こえてくる女子の声。
多分私と同じ一年生だろう。
あ。
まだ自己紹介してないよね。
私は、哀川美咲。
身長は真ん中よりちょっと下。
自分で言うのもなんだけど、顔はそこそこいい方だと思う。
案の定教室でもやっぱり自分から話しかけるなんてムリ。
とりあえず1人になれるところいこう。
屋上
ここは、鍵開いてないよね。
あれ?
開いてる。
ヒュー。
風がやけに冷たく感じる。
うぅ。4月ってこんな寒かったっけ?
1人がこんなに落ち着くなんて。
中学の頃はクラスの中心にいる方だったんだけどな。
「朝日が降り注ぐ春の窓辺~」
私の好きな小林香織の『春の香り』を歌ってみたりして。
ガサっ!
え?
何?
「っと!」
だ・・・男子!!
私男子苦手なんだよね・・・。
意外とイケメンかも。
「声きれい」
はい?
もしかして歌きかれてた??
もう最悪。
「歌うまかったよ。哀川さん。」
え?
私の名前なんで・・・。
「え・・・あ・・・。」
「じゃーね。」
まだ名前も知らなかった彼はさわやかな笑顔で教室へ戻って行った。
なんか知らないけど私新しい学校大丈夫そう。
私も教室戻ろう。

