すぐに我にかえった。 鈴蘭を離した。 「俺もずっとこうしていたいけど・・・ 今はやることがあるんだ。 これから、学校行くから。」 鈴蘭の持っているスーツケースを右手で持ち 左手で鈴蘭の手を握る。 2人で学校までの道のりを走った。 ずっと手は繋がれたままだった。