すべてはじめて

「龍~!!」


家まで帰ると、家の前に遠藤がいた。


「遠藤、なんでこんなところに・・・・」


「私さぁ、この前龍にフラれちゃったけど諦めきれないから、ずっと龍のこと好きでいることにしたの。だから、ここまで来ちゃった~」


「悪いけど俺・・・今誰とも話す気にならないから」


遠藤の横を通って玄関のドアを開けるが、その手を遠藤に掴まれた。


「そんなこと言わないで、ね?龍。明日一緒にどこか行かない?」


遠藤の腕が俺を抱きしめる。


この光景前にもどこかで・・・・・


「クリスマスイブだし、私、龍と一緒に過ごしたいな」


「ホントわるいけど、そういう気分じゃないから」


俺の言葉に俺を抱きしめる遠藤の腕がさきほどより強くなった。


「龍・・・・前に私が言ったこと覚えてる?」


「・・・・・」


「前、私言ったよね。龍から離れないって、龍の力になりたいって。だから龍のしてほしいことなんでもするって」


「あぁ・・・」