「男がカワイイって言われても嬉しくありません」 桜井の頬を人差し指で突きながらまた、口を尖らせた。 「てか、圭一がカワイイとかどうよ。全然カワイくねぇだろ」 「ううん、カワイイよ。動物でいうと犬みたい。秋葉君がいなくて独りぼっちで捨てられた子犬みたいだったよ」