すべてはじめて



「夏目君のおかげだよ。私、秋葉君の家わからなかったから、会えないの覚悟してたの」




「電話してくればよかったのに」




「風邪でお邪魔したら悪いと思ったし、ちょっとだけびっくりさせたかったから」




「圭一、なにかしたのか?」




そう言いながら桜井の頬に掌をあてた。