すべてはじめて


チャイムが鳴るまで桜井は吉野とずっと話していた。



今日一日桜井を見ていて気付いたことがいくつかある。



桜井は進んで声をかける人は吉野しかいない。



友達がいないわけではないが自分から声をかけない。