文化祭が終わって早一ヶ月、桜井に対する気持ちが恋だと気付いてから一ヶ月。



「龍、あれから桜井さんとはどぉ~なってんの?」



いきなり圭一が周りに聞こえるかもしれないのに大きめな声で聞いてきた。



俺は慌てて圭一の口を手で覆い首を軽くしめる。