*アルティコ山のふもと

ティルとメルは同着だった。
「お前は本当に女か!?
何で男の俺より体力あんだよ…」

「残念ながらあなたよりは
ないですわ。だって今勝てませんでしたもの。」

「そんな細い体のどこに
体力あんだよ…?」

「わかりませんわ。
さて、登りましょうか。」

「え、お…おう」

「さっきから何を怖がってるんですか!?」

「俺に怖いものは…ねぇよ」

「では行きますわよ??」