りお×みお ~不良少女・莉央の日常~

(朝のホームルームは保健室にいたってことで、出なくていっか。)

などと考えながら、いつもの場所へ。

給食配膳室裏が、私たちのたまり場だった。

もう何人か来ている。

私に気がつくとみんな立ち上がった。

「「おはようございます、莉央さん!!」」

「おぅ、はよ。」

こいつらは私の子分。

3年もいるが。

「莉央さん、最近明海中の奴らがちょこちょこくちの奴らにカラむんスよ。そろそろシメますかー?」

「あー、私、あんまケンカできないんだわー。なんか今が内申の最終調整らしくてさー…」

すると、別の奴が苦笑いで聞いてくる。

「じゃー、ホームルームはいいんスか??」

「保健室ってことで、何とかなるんじゃね??」

と、まあ、私は仲間に囲まれて、一応充実している。