「あん?なんだぁ柊~お前まだ起きてたのかぁ~」

「…小林…」



飲み掛けの酒瓶を片手に、泥酔した小林が現れた。



「ほっとけ、私は忙しい」

「つれねぇ~なぁ~…同じ科学者じゃねぇ~かぁ~」


ゲラゲラと笑う小林に背を向けて、私はAKIの帰りを待つ。

早く戻ってこい、AKI。


お前の寿命は、後1時間だ…!





『博士、只今戻りました』


「AKI!戻ったか!!」



『博士、逃げて下さい!』


「…突然何だ…」


『先程、例のハッカーの使用しているコンピューターが特定出来ました。そのコンピューターの持ち主は…』














「俺だよん♪」



「…!!」





―――ガシャン!!