"未来世界"





その単語を聞いて、おそらく多くの人々は科学が進んだ電子世界を想像するだろう。



現に、コンピューターが歌を歌い、人命を救い、至る所でのネットワークを有する。



我々人間は最早、コンピューターという存在なしには生活出来ない。



現代の科学は、そこまで進化したのだ。



そして、それが一般的で当たり前のように普及した頃に、我々に大きな敵が現れた。








"ハッキング"・"サイバーテロ"



知らない人間はいないだろう。


もしこの単語を知らない人間がいるのだとしたら、それは常識はずれか無知な幼い子供だ。




そう、今の我々にとって、その大敵はいつ攻撃を仕掛けてくるかわからない、未知で恐るべき相手なのだ。



我々科学者は、国のお偉い方々にこのサイバーテロに対する処置を強いられた。



目には目を、歯には歯をという諺を元に、我々はサイバーテロに対し電子警察官を造る事を計画する。




こうして、対サイバーテロのAIが試験的に造られた。