先生へ -君に詠む愛の歌-

少しして

また佳央が話しだした。


「でね、まだあるの。」


まだ涙声のまま佳央が

話しだした。


「何?」


「臣君が・・・
 10月で転勤になるの。」


「!!」


「柚那!お願い!
 自分を責めないでね!」


「・・・・。」



「柚那?」



「今、きっと貴臣さんは
 私になんていおうか
 すごく悩んでるんだろうね・・
 私が傷つかないようにと
 私のことを一番に考えて
 くれてるだと思う・・・
 大丈夫だよ佳央。
 私、ちゃんと前に進むよ。
 私、今の貴臣さんを
 救いたい。
 前の貴臣さんに戻したい。
 佳央、ツライ役目だったね。
 本当にありがとう・・」


「柚那ぁ~!!」


2人でまたしばらく泣いていた。


おかげで翌日は2人とも

目が腫れて家から

出かけれなかった。



佳央

ありがとう。



貴臣さん

もう苦しむのは

終わりにしようね。


私は前にちゃんと進むから。